メタバースクリニックとは
メタバースクリニックは、株式会社comatsunaが提供するメタバースを利用したヘルスケアコミュニケーションサービスです。医師によるお悩み相談、自助グループ、座談会等のサービスがなんと無料で受ける事が出来ます。
今回はメタバースクリニックで行われた「メタバースで集団認知行動療法」についてです。
認知行動療法とは何か?
kohekohe:今日は認知行動療法っていうのは何なのかというところの触りをお話しできればなと思ってます。認知行動療法っていう言葉は皆さん聞いたことはあるかもしれないですが精神科の心理療法の一つです。
すごく簡単に言うと認知というのは「捉え方とか考え方」ってことです。その「認知を変えて行動につなげていく」そういう治療になります。色んな心理療法っていうのはあるんですけどこの認知行動療法が現在、医学研究等で実際、エビデンスとして認められている治療法になります。
精神科の治療はなかなか「認められている治療」っていうのはあんまり無いんですがその中では「効果が証明されている」「エビデンスを示す論文がいっぱいある」そういった治療になります。
認知行動療法は実際に日本でも、うつとか強迫性障害とか社交不安症とかパニック障害とか過食症とかで厚生労働省もその効果のを認めていて、診療報酬が付く、つまり一部保険で出来るものになります。
森田療法との違いは?
Q:森田療法っていうのを聞いたことがあるんですけど、認知行動療法なんかに比べると有効性がないっていうことですか?
kohekohe:有効性がないとことはないんですけど、森田療法っていうのはまず日本独自のものなんですね。森田先生っていう先生が考えたから森田療法なんですけど。日本独自で作られてきたようなそういう心理療法なので世界的な文献がそもそもあんまりないと点が挙げられます。
認知行動療法は海外の論文があるので、そもそもその母数が全く違うのであんまり比較対象として見づらいっていうことがあります。
何故集団で行うのか?
kohekohe:じゃあ何でそれをわざわざ集団でやるのか?っていうところなんですが、集団で行うメリットとしては幾つかあります。
まず一つ目にはお互いにサポートし合えるということがあると思います。同じような悩みを抱えている人たちが一緒に取り組んでいくことでプログラムも活性化して積極的に参加することができるのかなと思います。
また他のメンバーの方と一緒に勉強できるっていうメリットもあると思います。
さらに自分の考えを伝えて気持ちを聞いてもらったりすることで自分が吐き出すことができたりとか認めてもらえたりとかそういったポジティブな要素があります。
そういったことから日本でも集団認知行動療法が、活発に行われている、人気がある理由であると考えられます。
何故メタバースで行うのか?
kohekohe:では何故これ今、メタバースでやろうとしてるのかっていうところになるんですけど、この辺はちょっと独自の見解になります。
元々、集団心理療法の課題が色々あると考えておりまして、まずそこに行かないとできないっていうのがあります。物理的な障壁ですよね。「通える距離にない人」とか「家から出られない方」っていうのは集団認知行動療法をやりたいと思ってもなかなかできない、そういった現実があると思います。
あとは心理的な障壁としては有名な人とかは参加しづらかったりとか匿名性っていうところが挙げれられます。実際、人と顔を合わせないといけないのでコミュニケーションの障壁が生じるというのがあるのではと。周りの人の目が気になって本音で話せなかったりとか、そういったところもあると思いますし参加者同士の人間関係の煩わしさを感じたりする場合もあるかもしれませんし、余計な気遣いとかね。そんな感じのことがリスクとしてはあるのかなと思います。
オンラインビデオ通話ではダメなのか?
kohekohe:その辺のリスクを低減させるのがオンラインビデオ通話のzoomとかだとは思うんですけど
ちょっと、本当にみんなで集まってるみたいな意識が少し低いのかなと僕は考えています。
そこに本当に参加して人を感じられるっていうところが、ちょっと僕は少ないんじゃないかなと思っていて、その辺から見てもこのメタバースっていうのがメリットがあると思ってこんな取り組みを今しているというような感じです。
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