メタバースクリニックとは
メタバースクリニックは、株式会社comatsunaが提供するメタバースを利用したヘルスケアコミュニケーションサービスです。医師によるお悩み相談、自助グループ、座談会等のサービスがなんと無料で受ける事が出来ます。

今回はメタバースクリニックで行われた「メタバースで生きづらさを語る会」についてのご紹介です。
名前も顔も知らない見ず知らずの方々がメタバース上でお互いの生きづらさを語り合い、互いに承認し合う様子が印象的な会となりました。
メタバースクリニックの中を様子が少しでも伝わればと思います。
前編:自己紹介や挨拶等
Aさんはどういったことで「生きづらさ」を感じるか?
kohekohe:今日はテーマが生きづらさっていう事でどういった場面で一番感じられますか?
Aさん:うーん、生きづらさって言葉から逃げてるのかもしれないですね。なんか生きづらさって最初にkohekohe先生に聞かれた時に「いや、それは無いんだけどな」って勝手に反射的に喋っちゃう自分がいるんだけど、よく考えてみると「あー、これはノーマルじゃないんだな」って。
良いように受け止めてんだけど、結果的に「本人からするとどうなのかな」とか思ったりとか。まあまあだからあんまり「みんなに嫌な思いをして欲しくはないな」っていうのはありますかね。
kohekohe:なるほど
Aさん:だからそこの意味では悩みですね
kohekohe:確かにね
Aさん:孫悟空のつもりで生きてきたんですけど、三蔵法師がいないまま生きてしまったんで。誰か突っついてくれるような人を求めてるのかもしれませんね。
kohekohe:いやでもね、それも一つですよね
Aさん:なんか本当に本能のまま走ってきちゃったような人生なんで。ちょっと振り返ってみると、みたいな。
kohekohe:なるほどね
Aさん:生きづらいちゃ生きづらい。生きにくくわざと難しい方、難しい方へ。わざと、生きにくい方へ生きにくい方にしちゃうような。性格なのかもしれないですけどね。
kohekohe:でも、さっきおっしゃった「生きづらいっていう風に思わないようにしてる」かもしれないのいうのはポジティブに捉えると良いことっていうかそういうスキルというかね。一つそういう方法なのかなっていうのを思いましたね。
Aさん:ありがとうございます
「あ、こういう時間と空間は今まで無かったな」と感動した
kohekohe:Bさんはどうですかね?Aさんの話とかを聞いてでもいいですし。ご自身のお話でも。
Bさん:はい、ありがとうございます。まずAさんのお話聞かせていただく中で、本当に責任感の強い
方なのかなっていう風な印象を持ったのと、あと、なんか「匿名だから話せる」「ここだから話せるかな」っていうようなことを何回かおっしゃってたと思うんですけど、それでもやっぱりまだ控えめにお話しされている部分があるんじゃないかなって。なんか本当はもっと、どす黒い感情っていうかあるかもしれないけど。
その中でも、ちょっと何かこの場でその辛い気持ちとかが今、話せたんだったらすごい良い時間になったんじゃないかな、っていう風に思いながら聞いていました。
Aさん:今ちょっと僕についてのお話しBさんに言って頂いて、「あ、こういう時間と空間は今まで無かったな」と思ってちょっと感動してます。
多分、先生と一対一だとかそういうのはあるんでしょうけど。匿名で他のことは全く知らない方に話だけ聞いていただいて、意見行ってもらえるっていうのはこんな得られる時間ないなと思ってびっくりしてます。
Bさんが「生きづらさ」を感じる時
Bさん:いえ、とんでもないです。えーと、そうですね・・・私は本当に週に一回外に出るかどうかぐらいで、特にコロナ禍に入ってからやっぱり自分の病気がある分コロナ感染したらというのはあって。
で更にあんまり外に出ることがあまり得意ではないなので。それがさらにコロナ禍で拍車をかけて家の中にずっといるっていうのが時間が多くなって。私は人とうまくやっていけないんだっていうところがまた今回のことで実感痛感・・・
kohekohe:うんうん
Bさん:私としては物事を一緒にやってたらどっちにやっぱり責任ってある程度あると私は思うので。今回の場合とかお互いに原因があるんじゃないかなって思うから。
一方的に「お終いです」っていうふうに言われるのはすごくショック。なんか今ちょっと話してても、ちょっと・・・なんか・・・目の奥がちょっと熱くなったり・・・
kohekohe:そうですよね
Bさん:だからやっぱり私、「人と上手くやっていけないんだな」と生きづらさを感じたのかな、っていうところですね。
kohekohe:ありがとうございます。さっきのBさんの話を聞いてると、全然Bさんを悪いっていう感じは受けなかったですけどね。
Aさん:Bさん、すごいじゃん!
kohekohe:AさんはBさんの話とか聞いててなんか思ったこととかありますか?
Bさん:やっぱ大人になればなるほど壁が高くなるんですよね。大きな壁が子供の頃は見えなかったものが大人になると思った以上に壁が高いことが気が付くっていうか。
大人になったら僕ももう壁だらけなんで。壁がどんどん複雑になってどんどん高くなってくるんですよね。で、だからそうなると人生も「結婚」だとか「家買うとかどうしようか」とか「子供生まれる」とか「仕事でどうしてトラブった」とか自分がしくじったとか、ちょっとポカしちゃったとか。まあ、そもそも俺って忘れっぽいとか。色々なんか自分の中でのリスクの認識だいたいしてて。その中で色々ミスってるんだけど。
なんか、たまたま出世しちゃったりとか。やっぱ、女子よりもやっぱり男子同士の妬みの方がひどかったりとか。裏切られたりとか。もう本当に表に出ないような仕打ちにあったりとか、色々ありましたけど。だけど、それがどうだって訳じゃなくて。
Bさんの話を伺ってて思ったのが「どっちが悪い悪くない」とか「Bさんが全然悪くない」とか勿論、そうなんだけどそんなことを認識できてる「Bさん、すごいじゃん!」と思いますけどね。
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