次世代のインターネットWeb3.0とは?改めて纏めてみた

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こんにちわ!comatsunaのマツオカです。

「メタバース」という言葉に合わせて「Web3.0」や「NFT」という言葉がバズワードとなっています。

「Web3.0はメタバースの一部である」とか、「メタバースにNFTは必須である」とか色々な意見が飛び交っている昨今ですが、現役のWebエンジニアとして私自身ももう少しWeb3.0に詳しくなりたいと思い調べた事、勉強した事を共有していければ思い記事にする事にしました。

私もまだ勉強中ですので、間違い等に気付かれた方は是非Twitterなどでご指摘頂ければ幸いです。

今回はまず導入として「Webの歴史から見るWeb3.0とは一体なんのか?」について纏めました。

Web1.0とは?

Web1.0の特徴

  • 1991年 – 2004年
  • 読み取り専用時代
  • 静的なコンテンツ提供
  • 一方通行のインターネット
  • 参加者はコンテンツの消費者、製作者は開発者
  • 情報発信者はごく一部(企業や大学等)
  • HTNL, HTTP, URLによって構成される

Web1.0の代表的なサービス

  • Yahoo
  • Google 等

Web1.0の概要

単純なホームページを想像して貰えると分かりやすいと思います。例えば企業が会社のホームページを作ってネット上にアップしたら閲覧者はホームページをみる事が出来ます。

皆がYahooやGoogleで情報を検索してみていた時代、それがWeb1.0です。

Web2.0とは?

Web2.0の特徴

  • 2005年 – 2021年
  • 情報が双方向
  • ユーザーが自由に情報・コンテンツを提供出来る
  • SNS・ブログ・動画配信とGAFAの時代
  • サービス提供企業が市場を独占

Web2.0の代表的なサービス

  • Facebook
  • Youtube
  • Instagram
  • Twitter
  • Line

Web2.0の概要

「情報が双方向」であり、「ユーザーが自由に情報・コンテンツを提供出来る」という事ですが、例えばWeb1.0では一閲覧者であったユーザーが自由にYoutubeに動画をアップロード出来たり、FacebookやTwitterに何か自分の情報をアップしたり出来ますよね。

それはつまりFacebookであればFacebookが管理しているデータを書き換える事が出来るという事ですね。単に閲覧するだけであったWeb1.0の時代とは違い、情報を作成・変更してアップロードして、その他のユーザーの情報を共有出来たりします。

スマートフォンの登場も大きく、誰でも簡単に各SNSや情報をアップロード出来る時代になりました。

Web2.0の問題点

今現在もWeb2.0の世界に生きている方が殆どかと思うのですが、さて非常に便利に思えるWeb2.0にも問題があります。

  • (独占企業) 強いサービス提供企業・プラットフォーマーが市場を独占する仕組みとなっている
    • コンテンツの利用管理は企業に付与するなど
    • コンテンツも企業の規約によって削除されるなど
  • (プライバシー) インターネット上の情報、特に個人情報をサービス提供企業が利用して、莫大な利益を得ている
    • 広告に使われる
    • 個人にあった政治広告なども
  • (セキュリティー) データを独占しているサービス提供企業が単一障害点となり、ハッキングなどの事件が多発している
    • 個人情報の流出

強いサービス提供企業・プラットフォーマーが市場を独占する仕組みとなっている

様々なユーザーが動画や写真、テキストをいったコンテンツをアップロードする事でサービスが成り立っているはずなのでですが、それらの情報のデータを管理しているのはサービス提供側であるYotubeやFaceookなんですね。だから例えばYoutubeが不適切と判断した動画はYoutubeがユーザーに許可なく削除する事が出来てしまう訳です。

Facebookは前大統領であったドナルド・トランプ氏のアカウントを凍結出来たりする訳です。1企業がそんな権限を持ってしまって良いのか?という話ですね。

フェイスブック、トランプ氏のアカウントを2年間凍結 - BBCニュース
米フェイスブックは4日、ドナルド・トランプ全米大統領のフェイスブックおよびインスタグラムのアカウントを2年間凍結すると発表した。これに対しトランプ氏は声明で、フェイスブックの判断は昨年の大統領選で自分に投票した人たちへの「侮辱」だと述べた。

インターネット上の情報、特に個人情報をサービス提供企業が利用して、莫大な利益を得ている

例えばこちらもFacebookを連想して貰えると分かりやすいかと思います。「ログイン情報、パスワード」以外にも人によっては「電話番号、住所、性別、生年月日」を入れている人もいるかと思いますが、そういった情報が広告に使われていたりします。
さらに個人にあった政治広告もFacebook側がコントロール出来てしまうといった事が発生しています。

データを独占しているサービス提供企業が単一障害点となり、ハッキングなどの事件が多発している

こちらは個人情報の流出の事件が毎年何件か起こっている事からも明らかかと思います。単一サービスだから攻撃を受けやすいという事ですね。

Web3.0とは?

パブリック側のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念

  • Web3.0という言葉は、2014年にイーサリアムの共同創業者であるギャビン・ウッドによって作られた
  • 特に2021年の終わり頃にかけて、暗号通過に熱狂する者からの関心や、著名な技術者や企業からの投資が主な要因となって、関心が高まった

Web2.0の問題解決

Web2.0からWeb3.0へ

上の図のようにWeb3.0はWeb2.0の問題を解決すると言われてています。

独占企業の問題は「分散型のオープンなネットワーク」に

プライバシーの問題は「データは個人に帰属する」ようになり

セキュリティーの問題は「ブロックティーンを用いた分散型でサイバー攻撃を受けにくい」状態になります。

読み書きに加えて「所有する」という概念が生まれる

Web3.0はRead + Write + Ownに

Web1.0の時は閲覧のみなので「Read」のみでした。それがWeb2.0になりSNSのように閲覧するだけではなくユーザーも情報を「書き込む」ようになりました。

Web3.0は企業に情報を管理されるのではなく自身で「所有する」ようになります。それ故にプライバシーの問題がなくなると言われているんですね。

Web3.0の時代はもう来ている

今回はWeb1.0からWeb2.0を経てWeb3.0が求められている経緯とそれらをどうやって解決するかと言っていた事を見て来ました。

ご存知の方も多いと思うのですがもうすでに「Web3.0」の概念を持つサービスは日々世界中でどんどん開発されています。

メタナビ.comとしてもこういった情報をご紹介出来ればと思ったので今回はまずは「Web3.0とはなんなのか」といった所から説明してみました。

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